町田・相模原イーストメリーウインドオーケストラ

第13回定期演奏会 / 相模女子大学グリーンホール(2018/02/17)

今年もやってまいりました、イスメリ定期演奏会です(出だしが雑)。

毎年毎年「どうなることか」と思いながら迎える当日。集客面では昨年を上回る800人超のお客様にご来場いただき、嬉しい限りです! 選曲面でもご好評いただけたように認識しております。「よかった!」の一言に尽きます。では順を追って振り返ってみましょう。

プレコンサート

これまで「ロビーコンサート」として開演前のロビーでおこなっていた所謂ウェルカムコンサートですが、今回はステージの花道にておこないました。お席でゆっくりとご覧いただけるスタイル、今後も継続予定です。

プレコンサートの模様

厳かな室内楽の空気が漂う木管五重奏の「ディヴェルティメントより 第1楽章(ハイドン)、がらっと雰囲気を変えたクラリネット四重奏による「Can You Celebrate?」(ちなみにこの当日、奇しくも安室奈美恵ファイナルツアーの初日でしたという豆知識)、一週間前の団内お披露目会がざわついた超ゴキゲンなサクソフォン四重奏「こぎつね」。以上3団体のアンサンブルをお楽しみいただきました。

第1部

オープニングは、アッペルモントのコンサートマーチ「リオネッス」。昨年取り上げた「ノアの方舟」と同じく、アッペルモントが音楽院の卒業試験に向けて書いた作品です。2曲目では今年も知名度の高いところに挑戦。サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」より、6曲を抜粋してお送りしました。今回はちょうど平昌オリンピック期間中でしたが、本番一週間後には羽生選手がエキシビジョンの曲に「白鳥」を使っていましたね!

ちょっと脱線。そう、今年は定期演奏会と冬季五輪が重なっておりました。日本はだいぶ健闘しており、特にこの演奏会当日は、フィギュアにて羽生選手と宇野選手が金銀ワンツーを決めた日でした。リハーサル中にその情報が入り、沸き立つステージ上。当日に至るまでもオリンピック選手たちを観ながらモチベーションを高めてきた団員、多かったんじゃないでしょうか。ちなみにイスメリで過去にオリンピックと定期演奏会が被ったのは2010年だけでしたが、盛り上がったかどうかは記憶にありません(笑)

第1部の模様

さて、第1部の最後は、司会原稿のフレーズをそのまま使いますと「イスメリが満を持してお送りする」曲、バーンズの「交響的序曲」でした。どれくらい満を持していたのかと言うなら、古くは2007年「第3回定期演奏会」の頃から幾度と候補曲に上がり続けてきた楽曲です。その難易度から、出るたびに落とされ続け、どういうわけか今回急に叶うことになりました。録音を聴くとやはりまだまだ必死さの伝わる演奏なのですが、この曲の魅力をお客様に伝えることは最低限できたのであろうと、食い気味にいただいた拍手から感じ取っています。「いい曲だった!」と思っていただけたなら、なによりです!

第2部 〜旅をテーマに〜

会場の模様

今回のポップスステージは「旅」をテーマにお送りしました。まずは、まさに「オープニング」として、NHKの長寿旅番組「小さな旅」のテーマ曲「光と風の四季」から。イスメリのベストパートナー、MC松坂さんのイケメンなナレーションをこの曲に被せたい…!というただそれだけの思いで選曲しました。「ああこの曲!」という方も多かったはず。ルパンの音楽でお馴染み、大野雄二さんの、隠れた?名曲でした。

オープニングを終えて実質の1曲目となったのは「サザンオールスターズ・メドレー」。まずは近場で、相模大野から小一時間。湘南の地へ。お祭りなどで演奏する機会はあっても、こうしたコンサートの場でサザンを取り上げるのは初めてです。歴史の長いサザン、どうしても古めの曲で構成されたメドレーが多いように思うのですが、今回のアレンジは「TSUNAMI」「HOTEL PACIFIC」といった比較的新しめ(でもないですけどね)の曲が入っていてとてもよいです。冒頭では木管五重奏による演奏もお楽しみいただきました。

続いては飛行機でひとっ飛び、沖縄の名曲を集めた「沖縄(うちなー)ポップ・コレクション」。今年は寒い冬でした。少しは暖かくなっていただけたでしょうか。 そして鹿児島を舞台とした2008年NHK大河ドラマ「篤姫」より「篤姫メインテーマ」。2018年現在放送の大河ドラマ「西郷どん」も鹿児島が舞台ですが、そのちょうど10年前も鹿児島だったんです。

第2部の模様

「旅」の最後は、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より「私のお気に入り」。あれ?日本飛び出しちゃう? いえいえ、これはあれです、「そうだ京都、行こう」っていうやつです。関東民にとっては馴染みの深いJR東海のCMで、印象的に使われている「私のお気に入り」。なんと25年間もずっと使われ続けているのだそう。宮川彬良さんの名アレンジでお送りいたしました。

終わったように見せかけて、このあと第3部の舞台も引き続き京都です!

第3部

2017年度イスメリの大黒柱となっていたメインプログラム。河邊一彦作曲「嵯峨野〜ソプラノと吹奏楽のために〜」を第3部ではお聴きいただきました。京都の嵯峨野を舞台に、1人の「青年」の心情を描いた作品です。タイトルにある通り、歌のソプラノをフィーチャーした楽曲でもあります。今回イスメリでは、一年間かけて一緒に作り上げていく過程を重視し、プロをお招きするのではなく団員から歌い手を選出しました。勇気の要る大きな試みでしたが、作曲者河邊さん作詞の歌詞とともにお楽しみいただけたと思います!

ソプラノソロの模様

河邊さんの曲を演奏するのはこれが3度目となるイスメリ。今回はとても嬉しいこととして、二週間前の練習に河邊さんがお越しくださいました。曲のイメージが一気に広がる貴重なご指導をいただき、より一層強い想いで本番に臨むことができました。河邊さん、本当にありがとうございました!(当日は会場にも足を運んでくださり、心より感謝申し上げます)

アンコールは、きっと保津峡の鉄橋から飛び立ったのであろう「銀河鉄道999」、そしてお決まりの「ルパン三世のテーマ」を。ルパンでは遊び心でちょっとだけ「嵯峨野」をサンプリングさせていただきました(河邊さん、ご容赦ください…!)。

無事終演!

演奏会当日の大きなお楽しみといえば打ち上げ。今回は打ち上げの参加率が過去最高レベル! 22時開始にも関わらず70名を超える大人数で大いに盛り上がりました。なんといっても、こんなに解放された気持ちで楽しめる宴会は一年間でこの一回だけでしょう。大切にしたい時間です。

というわけで、今回も無事に終わりました。丸一年後には次回「第14回定期演奏会」の開催が決定しています。長い道のりだなと毎年このタイミングでは思うのですが、きっとまた振り返ればあっという間に思える一年になることでございましょう。スタッフ等ご協力いただいた皆様ありがとうございました。ご来場いただいた皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。また来年!

記念写真
Photo by Nobuto Sakai

プログラム

  • プレコンサート
    • 【木管五重奏】ディヴェルティメントより 第1楽章 / F.J.ハイドン
    • 【クラリネット四重奏】Can You Celebrate? / 新垣賢司 編
    • 【サクソフォン四重奏】こぎつね / 高橋宏樹 編
  • 第1部
    • リオネッス / B.アッペルモント
    • 組曲「動物の謝肉祭」より / C.サン=サーンス(後藤洋 編)
      • 序奏と獅子王の行進
      • 水族館
      • 化石
      • 白鳥
      • 終曲
    • 交響的序曲 / J.バーンズ
  • 第2部 〜旅をテーマに〜
    • 光と風の四季 / 大野雄二(小島里美 編)
    • サザンオールスターズ・メドレー / 桑田佳祐(杉本幸一 編)
      • TSUNAMI/チャコの海岸物語/HOTEL PACIFIC/いとしのエリー/勝手にシンドバッド
    • 沖縄(うちなー)ポップ・コレクション / 宮川成治 編
      • 涙そうそう/花〜すべての人の心に花を〜/ハイサイおじさん/さとうきび畑/島唄
    • 篤姫メインテーマ / 吉俣良(高木登古 編)
    • 私のお気に入り〜My Favorite Things〜 / R.ロジャース(宮川彬良 編)
  • 第3部
    • 嵯峨野〜ソプラノと吹奏楽のために〜 / 河邊一彦
      • 嵯峨野へ/風の道/川のほとり(ソプラノsolo)/旅立ち
  • アンコール
    • 銀河鉄道999 / 樽屋雅徳 編
    • ルパン三世のテーマ / 星出尚志 編

ふろく

河邊一彦先生と
2018年2月3日(土) 「嵯峨野」作曲者の河邊一彦先生と。楽しい時間をありがとうございました!